でも僕は。@アイヴィープレイス。

代官山蔦谷のアイヴィープレイスにてモーニング。

隣の女性はさっきから出てきた料理の写真を色んな角度から撮り続けている。



僕はSNSをあまりしない。

人の食べたものや行った場所を画面で知ることにあまり興味がないのでインスタやフェイスブックも見ない。

そうゆうことは会った時に直接聞きたい。

そして直接いいね?と言ってあげたい。

でも僕は決してSNSを否定しているわけではない。

とても便利だと思うし伝えたい情報を拡散する手段としてはとても優れたツールだ。

でも僕はやはり手書きでもらう手紙やインビテーションの方が好きだ。

手書きなど今や無駄な作業なのかもしれない。

でも僕はその『無駄』がどうしようもなく好きなようだ。

辞書を引く無駄、CDやDVDを借りに行く無駄、電話で予約を取る無駄。

その全てが愛しいし、そこにかかる時間こそが自分を形成しているのだと思う。

堀江さんが手書きの履歴書はやめて欲しいと言った。

効率悪くてメリットが無い、と。

確かに効率は悪いしメリットも無いのかもしれない。

でも僕はやはり手書きの履歴書が好きだ。

たまに人は僕に『遅れてますね』と言う。

でも僕は同じレースに出ていないだけだ。

この前二十歳くらいの学生が『僕ら繋がり世代なんで』と言った。

果たして本当に繋がっているのだろうか。

人生の本当の窮地の時に手を差しのべてくれる人は何人いるのだろう。

深く考えすぎなのかもしれない。

でも僕はとうとう深く考えなきゃいけない時代になってきた気がする。

先日アイドルの女性が刺された。

アイドルと直接SNSでやり取り出来るようになった現在、こういう事件が無くなることはないだろう。

アイドルは雲の上の存在でいい。

若い頃、たまに夢に出て来ては一日中テンションあがったものだ。

写真を見て妄想をして、ただそれだけで興奮してた。

それでいいのだ。

SNSは人と人の距離感を超越する。

良くも悪くも。

それをきちっと見極められる人間でありたいと思う、朝のアイヴィープレイス。



隣の女性は今度は食後のカフェラテの写真を撮っているようだ。