読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

童話。

昔読んでいた童話を読み返すと、子どもの頃には気づけなかった感情と出逢えて面白い。

例えば『金の斧、銀の斧』。

ある男が川に斧を落としてしまい泣いていると、川の中から美しい女神が現れて『あなたが落としたのはこの金の斧ですか?それとも銀の斧ですか?』と聞く。

正直者の男がどちらとも違うことを告げると『あなたは正直者ですね。』と感心し金と銀の斧を両方くれる。

その話を聞いた欲張りな男がある日、わざと斧を川に落として自分が落としたのは金の斧だと告げると女神が『この嘘つきの欲張り者め!』と落とした斧も返さず川の中へ戻っていった。そんな話だ。

子どもの頃は、教訓として『正直者には良いことがおき、欲張って嘘をつくと結局は損をする。』と信じきっていたが、今になって読み返すとこの女神ウザくね?!という感情がわいてくる。

女神さんねぇ、人のこと嘘つき呼ばわりしてますけど最初に金の斧か銀の斧か嘘ついたのあなただからね!

人の気持ちもてあそびやがって、、

そして最低限彼が落とした斧は返してあげようや!

欲張り者はどっちやねん!

と、だんだんだんだん女神に腹立ってくる。

最初からその斧欲しかったんちゃうか?!とすら勘ぐってしまうこの物語、教訓があるとすれば『小悪魔美人には気をつけろ。』

ただそれだけだ。