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表と裏。

先日『1000年に1人の逸材』と言われているアイドルの橋本環奈さんとお仕事させて頂いた。

若干15歳。

完璧です。アイドルとして。

ビジュアルや立ち居振舞いはもちろん、カメラを向けられた時にすっとその世界に入り込む才能、コメント、どれをとっても超一級品。

『1000年に一人の逸材』と言われるのも納得です。

それなのに僕はといえばご本人に対して「顔小っちゃいですねぇ~」。。

逸材に対してまさかの凡人発言。

凡人、、


そう言えば自分が凡人であると認識したのは高1の時だった。

あらゆる面で上には上がいると気付いたのが奇しくも橋本環奈さんと同じ15歳の春で、その頃に僕は裏方の世界で生きていこうと決めたのだ。


世の中には表に出るべき人間と裏でサポートする人間がいる。

橋本環奈さんは完全に表に出るべき人間だし、僕を含めたほとんどが裏でサポートする人間だ。

これはもうもって生まれた宿命みたいなもので、僕は自力で変える事はできないと思っている。

もちろん表が偉いとか裏が偉いとかは無い。

大事なのは自分がどちらのタイプの人間かを見極められるかどうか。

僕はそれを15歳の時に気付けたことを本当に良かったと思うし、気付かせてくれた周りの友達に対しては感謝の気持ちしかない。

何故ならあの時気付けていなければ、もしかしたら僕は未だに表を目指し続けていたかもしれないからだ。


今の僕の仕事は服によって表の人間をより輝かせる仕事。

1つの服でその人のテンションが上がったり、表情が引き締まったりするので、やりがいをもの凄く感じるし、それだけに毎日プレッシャーは尽きない。

撮影の前の緊張はどんなに経験を重ねても消える事は無い。

僕はその憎くも愛しくもある緊張を連れて、これからも表の人間への最高のサポートが出来るよう日々邁進していきたいと強く思っている。


『1000年に1人の凡人』と言われるその日まで。