敵。

とうとうあいつがやって来た。

おびただしい数の仲間を連れて。

気づけばいつもこの時期だ。


あいつはデリカシーがなく、土足で僕の中に入ってくる。

そしてあいつの好きな場所は目、鼻、口だ。

例え白い布で口を覆っても、その隙間や他の穴という穴を見つけて入ってくる。

ここ最近、毎年あいつと戦っているのだが対戦成績はひどいもんだ。

引き分けにすら持っていけない。


とうとうあいつがやって来た。

今年こそはあいつに勝ちたい。