高校サッカー!

高校サッカー準決勝、四日市中央工VS富山第一の試合を見ている。


しかし高校サッカーのレベル上がったなぁ。
僕らがやっていた十数年前と比べても格段上手くなっている。
技術的なモノはもちろん、試合運びや立ち居振舞いが良くも悪くもプロっぽい。

僕の時代はまだ国見最強時代。
テクニカルな部分は二の次でフィジカルとどれだけ走れるかが鍵を握っていた。
国見の選手を間近で見た時は、同じ高校生ながら『こんなにも体がでかくて固い奴がいるのか』と凹んだものだ。

今はテクニックと戦術の時代。
『セクシーフットボール』で高校サッカーに旋風を巻き起こした野洲高校が選手権で優勝してから流れが変わったように思う。

これは世界のサッカーというものが間近になったということが影響しているのだろう。
『あの選手の様なプレーがしたい』というのが昔はJリーグの選手だったが、今は世界のトッププレーヤーなのだ。

日本サッカー界においては将来有望な選手がでてくるのはいい事だと思うが、個人的にはちょっと切なさもある。

それは高校サッカー特有の泥臭さとゆうか、テクニックが無い故の全員サッカーみたいなものが失われたからだ。


試合はPK戦で幕を閉じた。
いつ見てもPK戦での決着は残酷だ。
フリーキックでワールドクラスのスーパーゴールを決めた選手が外した。
これがサッカーだ。
だからサッカーはおもしろい。

外した選手は二年生で、負けたのは自分のせいだと泣きじゃくっている。それをお前のせいじゃないと慰める三年生。来年はおれらの分まで頑張れと、みんなで泣き合い、慰め合い、抱き合っている。

その感動的な映像を見てすぐ、トイレを我慢していた事を思い出し、何事も無かったように立ち上がった。

もしかして失われたのは高校サッカー特有の泥臭さではなく、ぼくのサッカーに対する純粋な心なのかもしれない。